「看護師なんだから、つわりのケアも余裕でしょ?」
正直に言います。
……家では、ただオロオロと背中をさするだけの「役立たず夫」でした(泣)。
「今なら桃が食べられるかも…」という妻の一言を聞き逃さず、夜な夜なスーパーを3軒ハシゴして走り回ったり。
「グミなら入る」と言われて意気揚々と買ってきたのに、
「これじゃない!味が違う!食感がムリ!」
と全力で怒られたり……(理不尽!でも言い返せない!笑)。
あの無力感と空回り具合、パパなら一度は経験があるのではないでしょうか?
でも、落ち込んでいる場合じゃありません!
「夫だからこそできるケア」は確実にあります。
今日は、小児科ナースの知識を総動員して見つけた「家でチェックすべき脱水サイン」と、僕が数々の失敗(グミ事件含む)から学んだ「つわり乗り切り術」を、反省とともにシェアします。
「病気じゃない」という言葉の残酷さ
よく「つわりは病気じゃない」と言われます。
医学的にはそうかもしれません。
でも、終わりが見えません。
想像以上に辛いものです。
ここで理屈で解決しようとしてはいけません。
「いつ終わるの?」「何なら食べられるの?」と質問攻めにするのではなく、ただ「辛いね」「代わるよ」と寄り添う姿勢が何よりの鎮痛剤になります。
【看護師の視点】見逃してはいけない「脱水のサイン」
「食べられない」ことは、数日なら赤ちゃんへの影響は少ないと言われています(お母さんの蓄えがあるので大丈夫です)。
しかし、「飲めない」ことは母体にとっても赤ちゃんにとっても危険です。
看護師として、家でここだけはチェックしていました。
- おしっこの回数と色
- トイレに行く回数が極端に減っていないか?
- 色が濃く(茶色っぽく)なっていないか?
- 皮膚や唇の乾燥
- 唇がカサカサに乾いていないか?
- 手の甲をつまんで、皮膚がすぐに戻るか?(戻りが遅いと脱水の可能性あり)
- 体重の減少
- 妊娠前より5kg以上(または体重の10%以上)減っていないか?
💡 ナースパパのアドバイス
水すら受け付けない時は、氷を口に含ませるだけでも違います。また、スポーツドリンクよりも体に吸収されやすい「経口補水液(OS-1など)」を箱買いして常備しておくと安心です。
もし上記のサインが見られたら、迷わずかかりつけ医に相談してください。
【看護師のメモ】科学的にラクになる?&意外と食べられた「救世主フード」たち
つわりは千差万別なので「絶対これ!」という正解はありません。
でも、医学的に推奨されているものや、我が家でヒットしたものを紹介します。買い物リストの参考にしてください。
ビタミンB6が含まれるもの(バナナなど)
少し専門的な話をすると、「ビタミンB6」はつわりの吐き気を和らげる効果があると言われています。
- おすすめ: バナナ、玄米フレーク、鶏肉(サラダチキンなど)
- パパへの助言: バナナは匂いも少ないので、枕元に置いておくと「朝起きてすぐ」の空腹時の気持ち悪さを防げますよ。
冷たくて喉越しの良いもの(アイス・ゼリー)
温かいご飯は「湯気(匂い)」がダメなことが多いです。冷たいものは匂いが立たないので食べやすい傾向があります。
- おすすめ: ウィダーinゼリー、アイスクリーム(「サクレ」のレモン味など)、冷やしトマト、豆腐
- パパへの助言: 僕は冷凍庫に常に数種類のアイスを常備していました。この時期はカロリーなんて気にしなくてOK!食べられる時に食べるのが一番です。
【番外編】マックのポテト(フライドポテト)
これは医学的な根拠は謎ですが(笑)、妊婦さんの間で「なぜかマックのポテトなら食べられる」という伝説があります。
- 我が家の場合: 妻も「これならいける!」と言って食べていました。塩分とカリウムが良いのかもしれません。
- パパへの助言: 「体に悪いんじゃ…」なんて言わず、食べたいと言われたらダッシュで買いに行きましょう!
【夫の視点】やって良かった「神対応」と失敗談
僕が実際にやってみて、妻に感謝されたこと(と、怒られたこと)です。
- ⭕️ やって良かったこと
- 「匂い」の遮断: ご飯が炊ける匂いがダメだったので、調理中は換気扇MAX+別室へ避難。
- ゴミ捨ての徹底: 生ゴミの匂いは大敵。密閉してすぐ捨てる。
- 無言の背中さすり: 「大丈夫?」と聞かれるのもしんどい時がある。ただ無言でさする。
- ❌ 失敗したこと(良かれと思って…)
- 「栄養あるもの食べなきゃ」と無理に勧める。
- 「気分転換に外食でもどう?」と連れ出す(いろんな匂いがして地獄)。
- 違う種類のグミを買ってくる(冒頭の事件です。商品名の確認はしっかりしましょう…!)
絶対に言ってはいけない「NGワード集」
これは全パパに伝えたい。この一言で、一生の恨みを買う可能性があります。
- 「俺のご飯は?」
👉(論外です。自分のことは自分でやりましょう。むしろ妻の分も用意しましょう) - 「二日酔いみたいなもんでしょ?」
👉(終わりが見えない分、精神的にはもっと辛いです) - 「母親になる準備なんだから頑張れ」
👉(もう十分頑張っています。これ以上追い詰めないで)
まとめ:つわりは夫婦の最初のチームプレー
つわり期間中、夫にできることは少ないかもしれません。
でも、何もできないからといって「無関心」でいるのと、「無力さを感じながらも寄り添う」のとでは、妻からの信頼残高は天と地ほど変わります。
妻が命がけでお腹の子を育ててくれている期間。
僕たち夫は家事という「後方支援」で、全力でサポートしていきましょう!

